ぐーちゃんが初めての「擬妊娠(想像妊娠)」を経験しました。
4月17日頃から兆候が現れはじめ、21日夜になってはっきりと擬妊娠の行動をしはじめました。擬妊娠は23日の昼頃まで、続きました。
ぐーちゃんにとっても、私にとっても初めての経験で、とてもびっくりして、恐い思いをしました。また、ぐーちゃんが懸命に巣作りをする姿に、本能のすごさを感じ、圧倒されました。21日からの擬妊娠の様子を文章と写真にまとめました。
深夜0時頃帰宅。ぐーちゃんはあまり御飯を食べていない。
先週末あたりから、・御飯をあげてもすぐに食べない。
・御飯を残す。
・布団等を掘りまくる。
・噛む。
・気が立っている。
・落ち付きが無い。などの症状が見られている。
この間、うんちもあまりしてなかったため、お腹のマッサージをしようとするが、お腹に触られることを嫌がる。普段は、平気なのだが・・・。この時、脇腹のあたりが少し張っているような感じを受ける。
全体的に行動に落ち着きがないが、たまに撫でてもらいたいという素振りも見せる。しかし、撫でてあげても、すぐに立ち上がって他の行動を始めるような状態。
深夜1時ごろ、レースのカーテンを口いっぱいに咥えて、ケージにもって入ろうとする。何度、失敗してもしつこく繰り返す。この時は、この行動の意味がまだ分からず、ただ驚く。ケージには、普段はトイレの時間以外は入らないのに、頻繁に出入りをして、隅の方を掘ったりする。一連の行動をしている間は、他のことは目に入らない様子で、呼びかけても反応しない。
しばらく激しくこのような行動を繰り返した後、テーブルの下のいつもの場所で横になるが、呼吸がとても荒く、まるで震えているように見える。具合が悪くて震えているのかと思い、とっさに病気かと思う。「温めてあげなければ」と思い、身体をタオルで包み込み、「どうしたの?」と声をかけながら、必死にぐーちゃんの身体を撫で、温めようと試みる。本当に病気だと思い込んで、心配で、いてもたってもいられない気持ちでした。
ぐーちゃんは、しばらくすると、また起き上がって、カーテンをケージに持って入ろうとする行動を再開する。ここにきて、私の頭に「擬妊娠」の言葉がやっと思い浮かぶ。
心配でほとんど眠れずに、朝を迎える。ぐーちゃんは、やはり気が荒く、ホリホリ、ガジガジを繰り返す。タオルや新聞紙などを用意したが、それらには目もくれず、レースのカーテンに固執する。多分、ぐーちゃん自身、本当にやるべきことが分かっていないのだろうなと思う。
このままでは、カーテンを無理に引っ張って怪我をしそうだったため、カーテンをぐーちゃんが届かない位置まで持ち上げて会社に行く。このころには、ほぼ「擬妊娠」であることを確信していた。
夜、11時半頃帰宅。もしかして、自分の毛を抜くなどして、巣を作っているかと思ったが、ぐーちゃんは一見落ち着いたように見え、また呼吸も通常に戻っている。しかし、野菜は普段ほど減っておらず、まだどことなく普段と様子が違う感じがする。
しかし、この日の夜は、特に異常な行動は見せなかったため、もしかして擬妊娠は終わったかなと思う。
朝から布団の周りを走り回り、布団を噛むなどして落ち付きがない。8時半ごろ、今度は布団を口いっぱいに咥えて、ケージにもって行こうとしはじめる。擬妊娠はまだ終わっていなかったらしい。布団を持っていくことは失敗しているが、あたかも何かを咥えたようにして、ケージに走っていき、ケージの隅を一生懸命掘ったりしている。
このままでは可哀相だし、布団の被害も見過ごせないため、巣作りの材料にと思い、ティッシュペーパーを置いてみる。しかし、最初は布団にばかり固執して、ティッシュペーパーには興味を示さない。なんとかティッシュに興味を向けてもらおうと、一枚口元に持っていってみると、ちゃんと咥え、その上さらに、布団も咥えてもって行こうとする。布団は持てず、ティッシュペーパーをケージに運ぶ。写真1
ケージへの往復行動を10分〜15分程続け、その後、ひいたままの布団の横に寝そべって休憩するというパターンのようだ。横になっている時は、前々日の夜のように、呼吸が荒く辛そうに見える。「心配しなくても、大丈夫。」などと声をかけながら撫でてあげると、喜んでもっとと催促してくる。擬妊娠中は気が荒くなって、飼主にも触らせない場合もあるそうだが、今回のぐーちゃんは大丈夫らしい。写真2
ケージへの往復はそのまま、お昼頃まで繰り返される。牧草も用意してあげるが、あまり運ぶ様子はない。布団やシーツを運ぼうとして失敗して、何も咥えないままケージに走っていったり、間違えてケージから牧草やティッシュペーパーなどを咥えたまま出てきてしまったり、ティッシュを自分で踏みつけて、破ってしまったりと失敗をしながらも、めげずに繰り返していた。
お昼頃には、ティッシュの箱を空にしてしまい、ケージはティッシュでいっぱいになり、ちょっとした巣が出来上がる。写真31時頃、様子が普段の調子に戻る。呼吸が落ち着き、私の行動にも注意を払うようになる。どうやら、擬妊娠は終了したらしい。結局、自分の毛を抜く行動には出なかった(ただし、私の髪の毛と、ムートンのクッションの毛は抜かれた)。また、自分が作った巣に座り込むような様子も特に気が付かなかった。なんだか、気づいたら、普通になっていたという感じだった。
擬妊娠が終わったかどうかの確信が持てなかったため、ティッシュでいっぱいのケージをそのままにしておいたら、ケージに入ろうとしてびっくりしている。「何?」という風に、警戒してケージになかなか入ろうとしない。自分がやったことを覚えていないのだろうか?すごく不思議。ケージの上に乗って遊んだりもしはじめる。写真4
落ち着いたかに見えたこの夜、また惨事が・・・
夜7時過ぎに、ケージから飛び降りた際に、左手の爪を怪我し、大出血する。最初、かなりの量の血が出るが、自分で舐めて血は止まった。すごく驚き、心配するが、左手をかばうそぶりを時折見せる他は普通に歩いたりしているため、骨等には異常がなさそうに見え、とりあえず大惨事にはならないですんだらしい。ホッ。
朝、すっかり落ち着いていつものぐーちゃんに戻っている。擬妊娠の期間は終わったらしい。しかし、昨夜からうんちをしておらず、ペレットは少量食べてあるようだが、野菜はあまり減っていない。
ウンチが出ていないのが心配だが、擬妊娠の期間、あまり御飯を食べなかったことも原因かもしれないと思い、軽くお腹をマッサージした後、出社。夜、早めに帰宅するが、やはりうんちは出ておらず、野菜も減っていない。心配になり、お腹のマッサージを行い、また大好きな和室を解放して、運動をさせる。チンゲンサイの葉を2、3枚と、牧草等は食べる。
11時過ぎに、やっとトイレに入ったかと思ったら、なんと大量のうんちをする!大きくて立派なセイロガンを86個!嬉しくて涙が出る。
これで、やっと安心。やっとゆっくり夜眠れそう。くつろぐぐーちゃんの写真
擬妊娠を実際に体験して、想像以上にたいへんでした。気が荒いうさぎに付き合うのもたいへんですし、食欲の減退やそれに伴う、ウンチの減少など、とても心配になります。
巣作りを一生懸命している姿を見ると、産まれもしない赤ちゃんのために一生懸命なのだと思い、可哀相にも感じました。また、本能につき動かされるその姿に、本能というものに対する驚異を感じました。
擬妊娠が終わっても、普段は起こりえないような事故が起きてしまったり、ハラハラしどうしでした。
また、いつまでもわたしのかわいいぐーちゃんでいて欲しい、という身勝手な私の思いもあったり、本当にいろんなことを考えました。
このようなことが何度もあるようなら、避妊手術なども考えなくてはいけない。でも、ぐーちゃんの赤ちゃんも見てみたい。けれど、これが本番だったら、もっと恐い・・・・と悩みも尽きません。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
- 注意:
- 擬妊娠は、うさぎさんによって期間も行動にも差があるようです。今回のぐーちゃんの行動は、ほんの一例であることをご理解下さい。